貧困女子高生うららの現在、退学した炎上原因を池上彰が追及【画像】

 

 

12

2016年12月16日(金)放送、フジテレビ金曜プレミアム「池上彰緊急スペシャル」
19時57分~22時52分

世の中の事象、現象、結果論を推定と推測を交えて判り易くその過程を説明してくれる池上彰。

今回は2016年、世間を騒がせた「貧困女子高生」を特集。

日本では生活保護受給者が毎年増加し、その影響を子どもたちが受けている深刻な実態をNHKで特集した。その貧困家庭では、「子供に十分な教育を受けさせること」ができない「教育の格差」の実態を紹介。

そこで紹介されたのが、「貧困女子高生」うららさん。

池上彰がなぜ「貧困女子高生」うららさんが炎上してしまったのか?

炎上した経緯を説明される前に、事件の詳細を紹介する。

■目次

・「貧困女子高生」うららとは?
・「貧困女子高生」うらら炎上
・「貧困女子高生」うららの虚偽
・「貧困女子高生」うららの炎上拡大
・「貧困女子高生」うららの現在
・NHKが報じたかった相対的貧困とは

「貧困女子高生」うららとは?

2016年8月19日放送されたNHKニュース特集で、日本の6人のうち1人の割合で貧困に苦しんでいるという日本の現状を紹介。その番組で密着取材されたのが、貧困に悩む女子高生「貧困JK」杉山麗(うらら)さんだった。

杉山麗(うらら)さんは、日本の不景気により両親の収入が激減し貧困に悩んでいる女子高生として紹介された。

貧困女子高生うらら

日本は、高度成長後からバブル期までは「親ががんばって働き、子供を進学させ、マイホームを買う」という「国民、総中流家庭」といわれた時代があったが、今の日本では、国民生活に余裕が無く、親が子供を「生活に余裕を持ちながら進学させることが困難」な時代。

日本の将来の国力を考えれば、子供の教育を受ける選択肢が狭まっていることは重要な問題であり、そこにスポットを当てるNHKの報道番組はさすがといえよう。

番組の内容は「パソコンも買えないほどの貧困」なうららさんは、自作したキーボードでパソコン練習を行い、貧困のせいで「将来の夢を諦めるざるを得ない」状況に追い込まていた。

教育問題を考える学者、識者が、借金だらけで社会保険支出が増大し、周辺環境も安泰といえない「日本の現状などまるで考えていない」ことを露呈する報道がされ、うららさんに同情の声が寄せられた。

▲目次にもどる

「貧困女子高生」うらら炎上

2chでは杉山麗(うらら)さんがあまりにも貧困な生活を送っているため、どんな人物かネット探偵が人物を探し、ツイッターを特定したところ、報道されているような貧困女子高生とは程遠い生活を送っていることが発覚する。

13

▲目次にもどる

「貧困女子高生」うららの虚偽

日本一の貧困女子高生(どうやって見つけたのか疑問)と紹介されたうららさんのツイッターでは、報道された貧困生活とは真逆の生活を送っていた。

貧困女子高生うらら4
貧困女子高生うらら2

ツイッターでは豪華なランチ(1000円)を頻繁に食べに行ったり、部屋にはエアコンが設置されていないと報じられていたが、部屋の画像を見る限りエアコンが設置されていた。

ワンピースの映画を見に行っていることだけでなく、5回も見ているツイートが発見され、そのツイートで「新宿バルト9大ヒット御礼舞台挨拶行ってきました!GOLDを観るのは5回目でしたが何回観ても最高です!!!」と、とてもキーボードだけしか買えない貧困女子高生とは思えない内容が発覚している。

ツイッターからはとても貧困とは思えない「普通の女子高生写真が多数出てきてしまったことにより、ネットが炎上。NHKのやらせ問題に発展し、杉山うららさんはツイッターアカウントを削除。

うららさんが逃亡直前の一言がこちら

うるせえツイッタラー共
お前らのせいで人生めちゃくちゃじゃねえか
貧困JKじゃないですよばーかw
あのキーボードの他に30万円のiMacもってますううううう
貧困JK??
上流階級の中の貧困なw

という、品のかけらもない逆ギレ逃亡をする結果となった。

▲目次にもどる

「貧困女子高生」うららの炎上拡大

同級生が2chスレにリークした内容では、このうららは貧困とは程遠い生活をするという人間性の人物。

うららさんの家も生活に支障があるほどの貧困じゃないとは言い切れないが、番組内では、
家に「50万円の金がないから進路を諦める」という発言。そもそも自分のやりたい進路なら、親に頼ることの前提が間違いであり、バイトをするなり、自分のために自分がよそから借りるなどの努力をすればいい。

目標の進路のために金のかかる境遇でありながら、ツイッターを見るかぎり、全て自分の娯楽のためだけにお金を使っているし、その貧困の直接の原因は親であって社会ではない。

既に高校生なのだから「家が裕福じゃない」という事はとっくに気付いてるはずで、進路希望だって自分の夢と能力の範囲内で考えたはず。そういう資金の事も含めて家族内で話し合って決めることのが重要だといえる。

少なくとも、テレビ番組に出て来て「金で夢を諦めなければならない社会が悪い」といううららの主張は大きな間違いなのでネットが炎上する結果となった。

▲目次にもどる

「貧困女子高生」うららの現在

うららさんが虚偽をついたのか、それともNHKが「やらせ」を強要したのか、真相は判っていないが、うららさんはこの報道以降、ツイッターを削除。

それでもネット炎上は拡大し、ついに国会議員である片山さつきが、NHKのやらせ報道について、 NHKに説明をもとめる動きをみせた。NHKの回答は「経済的理由で進学を諦めなくてはいけないということを女子高生本人が実名と顔を出して語ったことが伝えたかった。」という貧困女子高生うららに全責任を擦り付ける結果で、炎上騒動は幕を下ろした。

炎上の原因とされたうららは、同級生と思われる人物が2chスレに現在「高校にきていない。不登校になってしまった」と暴露していることから、高校を退学。卒業していない状況に追い込まれてしまったため、ある意味被害者ともいえる。

▲目次にもどる

NHKが報じたかった相対的貧困とは

そもそも、NHKは相対的貧困を伝えたかった。

相対的貧困を分かりやすく説明するためにうららさんに密着取材、うららさんは公の場に出るリスクを認識していないことで、炎上する結果となった。

問題は相対的貧困は誰と比べて貧困なのか?
一般的に言えば国内、つまり日本の社会が持っていて「当たり前と判断している者」を持っていない者を相対的貧困になる。

例えば、スマホは現在、7~8割の人間がスマホを持っている。7~8割であれば一般的に言えば社会で持っていることを当たり前と判断されているので、スマホを持っていない者は貧困になるのか?という問題になる。

実際、タモリは携帯すら持っていないので、スマホを持っていないタモリは貧困なのか?という話になってしまう。

つまり、相対的貧困を争うこと自体がナンセンス。

番組製作者が「誰と比べて貧困なのか?」ということをテーマに番組を制作してしまったために起きた悲劇。実際に貧困者であれば、1週間に2~3回以上1000円以上のランチは一般的に食べることも出来ないし、映画チケットなどは購入できない。貯金をすれば可能だが、そもそも貧困者は貯金どころか、娯楽にお金を使うほど余裕がない。

貧困ではなく「お金の使い方」の問題になる。

池上彰は貧困女子高生うららがなぜ炎上したのか?
炎上してしまった経緯と、日本における格差の真相を明かされる。