【東京サマーランド】切り付け事件の原因は「タトゥー追放ブログ」が

 

 

東京・あきる野市のレジャー施設「東京サマーランド」で21日、発生した若い女性9人が切り付けられる連続傷害事件の犯人はいまだ見つかっていない。被害者からは「近くにいた子供にやられた」「180~190センチの大柄の男だった」という証言が出ており、ここにきて“親子犯罪”を疑う声や同園の“入れ墨・タトゥー狩り”ともいえる過剰な入場規制告知が事件に関係しているとの見方も出ている。

コバルトビーチと呼ばれる、1時間ごとに波が出るプールで10~20代の若い女性客が尻や背中をカミソリのような刃物で切られた今回の事件。被害者は当初8人とされたが、警視庁は新たに1人が負傷していたことを明らかにした。

利用客によれば、事件後、急きょ帰宅時の手荷物検査が行われ、「女性や子供、家族連れは免除されて、男だけ荷物の中身を全部出してポケットの中まで体をまさぐられて調べられた」(利用者)という。

複数の目撃証言からは、長身の男と子供が浮上したが、もし複数ならば共犯が濃厚となる。いまだ凶器は見つかっておらず、犯人が“親子”だったとすれば、女性や子供にカミソリとみられる凶器を渡し、手荷物検査をパスした可能性も出てくる。

一方、なぜこのような凶行が起きたのか。関連を取りざたされているのは、同園が9日にブログに掲載した“入れ墨、タトゥー客のお断り宣言”の騒動だ。

「イレズミを身体に入れる自由があるようにイレズミの方の入園をお断りする自由もある」「イレズミのあるお父さんやお母さんと一緒に来たちびっ子は本当に気の毒です。楽しみにしていたプールで遊べず帰る姿を見るのはこっちも本当につらいです」「(イレズミの方が来ても入れないので)時間とお金の無駄になる」とかなり扇情的な文言で、入れ墨客の入園規制を通達したのだ。

これには「よくぞ言った!」「毅然とした態度で素晴らしい」などと称賛の声が上がる一方「人権侵害だ」「正しいけど言い方がひどい」などとネット上で炎上。結局、同園は2日後にブログの告知を削除し、謝罪に追い込まれたが、入れ墨・タトゥーが入っている客の入園禁止の方針は継続されていた。

入れ墨やタトゥーを巡る入場トラブルは同園に限らず、温泉施設や海水浴場などで絶えない。

「日本では暴力団を連想させる入れ墨だが、外国人や外国で育った人には慣習で施されるケースもあり、一緒くたにされ、泣いている人も多い。シールやサポーターなどを巻いて、自ら隠した場合は見逃されることもあるが、サマーランドは厳格にチェックを行っていたようです」(レジャー施設関係者)。

実際、事件当日も入場できずに妻と子供を待っている両腕に入れ墨が入った男性もいた。

ブログ騒動での謝罪から10日後に発生した今回の事件。同園側の通告に怒りを覚えた者による犯行の可能性もあるが、いかなる理由があっても無関係の人を傷つける行為は許されない。